あらゆるステークホルダーへ人生を変える価値を提供し、一人ひとりが「らしく、生きる。」世界の実現を目指すバリュエンスホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表:嵜本 晋輔、以下 当社)は、パリ協定が定める目標に科学的に整合する温室効果ガスの排出削減目標「Science Based Targets」を認定する機関「SBT イニシアチブ(SBTi)※1」に対し、コミットメントレターを提出いたしました。
また、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)※2」提言への賛同及び「TCFDコンソーシアム※3」へ加盟したことをお知らせいたします。
気候変動への取組みを強化
当社グループは、世界的に急務であり重要視されている「気候変動」への対応について、マテリアリティを掲げています。その中で、一企業として社会的責任を果たすため、「2030年までにバリューチェーン全体におけるカーボンニュートラルを目指す(※4)」目標を2021年10月に設定し発表しました。
そしてこの度、パリ協定に沿った科学的根拠に基づく温室効果ガスの排出削減目標「Science Based Targets」を認定する機関「SBT イニシアチブ(SBTi)」に対し、コミットメントレターを提出。
また、金融安定理事会によって設置された「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言への賛同及び「TCFDコンソーシアム」へ加盟いたしました。
今後は、地球の気温上昇を産業革命以前と比較し1.5℃未満に抑える目標を設定し、SBTの認定取得を目指すと共に、TCFDの提言に基づいた気候変動のリスクと機会に関する「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」の開示を進めてまいります。
そして「気候変動」への取組みを強化するとともに、国際的に認められた環境イニシアチブへの参画等を通じた積極的な情報開示を行い、企業価値の向上に努めてまいります。
※1 SBTイニシアチブ(SBTi)(Science Based Targets initiative)
SBTiは、CDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)によって2015年に設立された国際的なイニシアチブです。パリ協定(世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準に抑え、また1.5℃に抑えることを目指すもの)が求める水準と整合した温室効果ガス削減目標に対して、科学的根拠に基づいているかの検証を行い、認定を付与しています。
SBTi ウェブサイト:https://sciencebasedtargets.org/
※2 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)
TCFDは、各国の中央銀行・金融当局や国際機関が参加する金融安定理事会(FSB)によって2015年に設立されたタスクフォースです。気候関連のリスク及び機会に関する「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」の4項目について、企業等がステークホルダーに対して情報を開示することを提言しています。
TCFD ウェブサイト:https://www.fsb-tcfd.org/
※3 TCFDコンソーシアム
企業の効果的な情報開示や、開示された情報を金融機関等の適切な投資判断につなげるための取組について議論する場として、2019 年に設立したコンソーシアムです。TCFD 提言に賛同する企業や金融機関等が取り組みを推進しています。
TCFDコンソーシアム ウェブサイト:https://tcfd-consortium.jp/
※4 バリューチェーン全体での温室効果ガス排出量は、自社からの排出(Scope1、Scope2)に加え、事業活動に関わる間接的な排出(Scope3)を対象とします。
【PDFはこちら】バリュエンス、SBTイニシアチブへコミットメントレター提出及び気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言への賛同とTCFDコンソーシアムへの加盟のお知らせ