地球、そして私たちのために循環をデザインする「Circular Design for the Earth and Us」をパーパスに掲げ、大切なことにフォーカスして生きる人を増やすことを目指すバリュエンスグループ(バリュエンスホールディングス本社:東京都港区、グループCEO:嵜本 晋輔)は、経営人材の育成を目的に、役員自らが参画する実践型の地域企業課題解決研修を導入し、実施したことをお知らせいたします。
「実践型×サステナブル(地域企業活性化)」をテーマとした役員研修を企画
バリュエンスグループは、人的資本投資に注力しており、従業員への教育投資に加え、コーポレートガバナンスコードで求められる経営者の後継者育成も積極的に取り組んでおります。その後継者育成の一環として、当社グループでは「バリュエンスグループのパーパスに共感した役員が、どこでも活躍できる地力を身につけ、楽しみながら働いている」状態を目指すべく、「実践型×サステナブル(地域企業活性化)」をテーマとした研修を企画し、経営人材の育成を行うことといたしました。
この研修は、役員が自社の枠を超え、地域企業の経営者や社外プロフェッショナル人材と協働して地域企業の課題解決に取り組むことで視野・視座を高めつつ、経営人材としての当事者意識を高めていくことを目的としています。
当研修では、株式会社協働日本(https://kyodonippon.work/)と株式会社スパイスアップ・ジャパン(https://spiceup.jp/)が提供する「越境チャレンジ-協働型人材育成プログラム-(https://kyodonippon.work/challenge/)」を活用し、鹿児島県奄美市で大島紬の生産・販売事業を営まれている「有限会社はじめ商事」社にご協力いただき、実践型研修を実施いたしました。
参加した役員は本業の仕事を行いながら、週に数時間という制約の中で地域企業の経営者と対話し、「生産」・「販売」・「伝統技術の伝承」という3つの観点から経営課題を特定・解決していきながら、「奄美大島の持続可能な未来を創る」というビジョンを共に言語化しました。また、双方のリソースを活用し、スポーツチーム等との新サービスのコラボレーションの実行に向けて協議を進めております。
半年間の限られた時間の中で、「地域企業の経営者と真剣に議論し、やるべきことを決め、スピード感を持って進め、効果検証を繰り返しながら結果に繋げていく」という体験を通じて、経営人材としての視野・視座を高められたとともに、本業の仕事の進め方を見直すきっかけとなり、非常に有益な機会となりました。また、今回、関与させていただいたはじめ商事の元 允謙代表取締役からも、経営課題解決に当事者意識を持って積極的に取り組む姿勢を高くご評価いただけたことで、参加者自身も経営人材としての自信を深めることができました。
地域企業経営者との壁打ちミーティングの様子
現地で染体験中のバリュエンスジャパン執行役員 井元信樹
当社グループは今後も、持続的な企業価値向上ひいてはパーパス「Circular Design for the Earth and Us」の実現に向け、役員や経営幹部人材の継続的な育成に加え、専門性・多様性を兼ね備えた人材の採用・育成、全従業員の働きがいや働きやすさを高めていく取り組みも積極的に展開してまいります。